コロナ禍の中、家族と家で過ごす時間が多くなり今まで放置していた庭を過ごせる庭にしたいとのご依頼でした。
まずは施工前
狭いスペースに大きくなり過ぎた木々が影をつくり日の入らない庭となっていました。
隣接する家とも距離が近くプライベートも確保できない状況でしたので、ウッドフェンスで囲うことを提案しました。
まずは残す樹木と撤去する樹木を選別。
圧迫感を感じなくプライベート空間を確保できるようフェンスの高さを相談しながら施工していきました。
樹木は旦那さんが頑張って自力で抜根してくれました!
奥の太いクロガネモチなんてかなり大変だったはず!
お陰ですんなりとフェンスを設置できました。
さて次はデッキです。
フェンスで目隠しが出来ましたが、フェンスの高さは2mほどにしてあります。
デッキはリビングの高さと同じの方が家から見た時の繋がりや、奥行きは良いと思います。
ただ、大事なのはデッキで過ごした時に周りが気にならない状態かどうかです。
リビングの高さにしてしまうとフェンスから頭が出てしまいます。
その点を考慮してデッキの高さは窓から25センチほど低く設置。
フェンスでしっかりプライベートが確保された高さになりました。
インド砂岩の飛び石で動きをつけて、目隠しになるポイントにビバーナムティヌスを植栽。
可愛い花と秋には瑠璃色の実がつき、目隠しだけでない彩りを作ってくれます。
デッキと園路の間にはハナズオウのシルバークラウド。
鮮やかな斑入りの葉がフェンスをバックに庭を明るくしてくれるでしょう。
既存で植っていたブルーベリーも植え込み、お隣の境には花付きの良いトキワヤマボウシ月光。
アナベル、コアジサイ、ヤマブキ、シモツケなどの低木が咲いた時、庭に明るさを増してくれます。
狭いからこそ少ない植物でも緑を感じる事が出来ます。
1.4mの幅でも気持ちよく過ごせる空間を作る事ができます。
緑や花の中でお客様が庭で過ごしてくれる事を思い描きながら施工完了しました。
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